節分が終わると、もうすぐ雛祭りですね。雛人形の準備をする時に、いつも悩まされるのが雛人形の飾る位置ではありませんか?
1年に1度のことなので、あれっ!並べ方、置き方どうだっけ?そんな悩みを解決するために、ここでは、3段飾りの並べ方について紹介したいと思います。
雛人形の飾り方で三段飾りの仕方について
三段飾りの雛人形には
1段目~親王
2段目~三人官女
3段目~道具
もしくは
1段目~親王
2段目~三人管女
3段目~五人囃子
の2パターンの雛人形があると思います。
雛人形を飾る時は、一番上の段から飾りつけて行きましょう。
~1段目の親王の飾り方について~
一番上の親王の飾り方ですが、お内裏様とお雛様を左右どちらにするか迷うかたがいますよね。
実質、2パターンがあって
関東では、向かってお内裏様が左側、お雛様が右側に並べます。
京都など、伝統的な並べかたは、関東とは逆で、向かってお内裏様が右側、お雛様が左側に並べます。
どちらかが、正解ということはなく、どちらでもOKです。
お内裏様とお雛様は、理想の夫婦像を表しており、そもそも、雛人形は天皇と皇后の結婚の儀をベースとして飾られているものです。
理想の夫婦像を願いながら、良縁に恵まれるように祈りながら飾ると良いですよ。
雛人形の飾り方で三人官女はどのように飾るか
2段目に飾るのが三人官女になります。
飾り方としては、真ん中に座っている管女、両サイドに立っている管女を並べます。
(座る管女が二人、立っている管女が一人の場合は、立っている管女を真ん中に置いてください)
両サイドの管女の左右どちらに置くかについては、官女の脚によって決めます。
外側の脚が前に出るように並べてください。
次に、手に持たせるものについて説明します。
真ん中の官女には、島台または三方
向かって右側の官女には、長柄(ながえ)
向かって左側の官女には、提子(ひさげ)
官女の間に、高坏(たかつき)を置いて、お餅などの和菓子などをお供えしてください。
※長柄(ながえ)
長い柄のある酒器のこと(別名~銚子とも言う)
※島台(しまだい)
祝儀の飾りの置物。中央の官女の持ち物は、島台の場合と盃の場合がある。
※提子(ひさげ)
鍋に似た形の金属製の器の事。
雛人形の飾り方で道具はどのように置く?
三段目はお道具と五人囃子の場合があります。
(お道具の場合の飾り方)
真ん中に重箱
向かって、左側に籠
向かって、右側に御所車または牛車
そして、さらに飾るものとして、
向かって左側に、たちばな
向かって右側に、さくら
紅白の梅の場合は、
向かって左側に、白梅
向かって右側に、紅梅
(五人囃子の場合の飾り方)
五人囃子を飾る場合は、向かって左側から
太鼓、大鼓、小鼓、笛、謡 の順番で並べていきます。
まとめ
雛人形の3段飾りの飾り方について紹介させて頂きました。
お子さんの健やかな成長を願いながら、雛人形を飾りながら、家族で楽しい時間を過ごせそうですね。
飾り方を一つ一つ確認しながら、楽しみながら飾ってくださいね。