東京都で実地した調査ですが、スギ花粉症をもつ子供の割合がこの20年間で10倍以上になっているそうです。
花粉症で悩むお子さんが増えていますよね。
子供が花粉症になったら病院にかかり薬を処方してもらうのはもちろんですが、日常の生活で出来るだけ花粉をカットする対策が必要です。
子供の花粉症対策グッズ、対処法についてご紹介します。
子供の花粉症の対策グッズで徹底防備しよう
お子さんが花粉症で目が大変なことになっていたり、鼻がつまって息苦しそうにしていると本当になんとかしてあげたいと思いますね。
症状を緩和するには、出来るだけ花粉を吸い込まない、付着させないことが大切です。
そのために、花粉から身を守るための対策を親がしっかりとしてあげましょう。
花粉防止対策グッズの紹介
外出する時は、花粉を吸い込まない、付着させないために以下のグッズで徹底防備しましょう。
・帽子
髪に花粉が付着すると、室内に花粉を持ち込むことになるし、花粉症の症状の原因になります。
帽子をかぶり、出来るだけ花粉が髪につかないようにしましょう。
女の子は髪型にも注意が必要です。
長い髪を下ろしていると花粉がつくので、短く切るか、結んでおくか工夫しましょう。
まだ寒い季節ですが、ニット帽は花粉が付きやすいのでNGです。
帽子は綿製品が花粉が付きづらいのでおすすめです。
・メガネ(又は、ゴーグル)
普通のメガネでも花粉の量を3分の2に減らすことが出来ると言われています。
ですからメガネは絶対に必要です。
出来れば、メガネの両サイドに保護カバーがついているタイプのものが良いです。
ゴーグルみたいに花粉が浸入する量をかなり減らせます。
花粉の量を3分の1以下に抑えることが出来ます。
・マスク
マスクも必需品です。
市販されているマスクでOKです。
マスクの隙間から花粉が入らないように鼻の形に合わせて折り目をつけて、しっかりガードしてくださいね。
お子さんによっては、マスクを嫌がることもあるかと思いますが、なぜマスクをするのか?
マスクをするとどんな良いことがあるのか?をしっかりと説明してあげてください。
マスクをしていない時の辛い思いをした事を思い出させてあげて、お子さんが自分で必要性を感じることが出来るように導いてあげてください。
・上着(素材がツルツルしたもの)
外出する時は、花粉が付きづらいツルツルした素材の上着を着させてくださね。
また、静電気防止のスプレーをつかって花粉がより付かないようにすると効果的です。
家の中に入る前には、上着を脱いで、上着についた花粉はしっかりと落としてから家の中に入るように徹底させましょう。
子供が花粉症の場合に外遊びはどうする?
花粉が飛ぶシーズンは出来るだけ室内で遊ばせるのが望ましいですが、ずっと室内ってわけにはいきませんよね。
どうしても外で遊びたい時は、
①マスクや帽子、メガネなど花粉防止対策をしっかりする
②花粉の飛散量をリアルタイムでチェックして、外に遊びに行くタイミングを確認する。
③あまりに花粉の飛散量が多いときは、外遊びは控える
このようにすると良いと思います。
主な花粉情報サイトを紹介しますので参考にしてください。
・環境省花粉観測システム(はなこさん)
http://kafun.taiki.go.jp/
・とうきょう花粉ネット
http://pollen.tokyo-kafun.jp/
花粉が飛びやすい時間帯、気象条件は?
花粉の飛散量は、時間帯や気象条件によって大きく変わってきます。
だいたいの傾向をつかんでおきましょう。
・一日の中で花粉が多く飛ぶ時間帯は?
一般的に、昼前後が花粉の飛散量が一番多くなると言われています。
また、夕方の18時頃も飛散量が増えるといわれています。
・花粉が飛びやすい気象条件とは?
①晴れて、気温が高くなる日
②風が強くて、空気が乾燥している日
③雨上がりの翌日で、気温が高い日
④気温が高い日が続いている時
このように花粉の飛散量が増える時間帯や気象条件の時は、外遊びは控えた方がよいでしょう。
子供が花粉症の場合にとるべき対処法とは?
お子さんが花粉症でつらい思いをしている時に出来る対処法は、アレルゲンである花粉を家の中に持ち込まないことです。
そのために家族全員が協力しあって少しでも症状が緩和されるように努めましょう。
家に入る前のルール決めをしましょう
①玄関の外で頭や上着に付いた花粉を落とす
専用のブラシを用意するのも良いでしょう
②玄関に上着をかけれる所を準備して、なるべく部屋に持ち込まない。
③帰宅したら洗面所に直行して、うがい、手洗い、洗顔をして花粉を取る。
花粉が非常に多く飛散している時は、帰宅後にすぐにシャワーやお風呂で花粉を洗いながすと効果的
その他の対処法
・洗濯物は部屋干しが乾燥機を利用しましょう。
・換気する時は、花粉の飛散量が少ない時間帯に
レースのカーテンを閉じた状態で、少しだけ窓をあけて、短時間で行う。
・空気清浄機を活用する
・拭き掃除の徹底
花粉は床に一番多くあります。
花粉が舞い上がらないように掃除機ではなく、濡れた布で床の拭き掃除をしましょう。
花粉は時間をかけて床に落ちますので、夜間にゆっくりと床に落ちた花粉を朝一番で拭き掃除すると効果的です。
また、家具にも花粉がついていますので同じく拭き掃除しましょう。
まとめ
子供の花粉症対策について紹介しましたが、花粉を出来るだけ吸わない、付着させないようにするには家族の協力が欠かせません。
また、外出する時は、しっかりと花粉防止対策をおこなって行きましょう。
お子さんにもしっかりと説明してあげて、お子さんが自分で花粉に対して注意して生活できるように促していきましょう。
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