花粉症対策に良い食べ物はないか?
花粉症の症状を緩和してくれる食材があれば積極的に取りたいですよね。
花粉症の方に良いとされる食材はたくさんありますが、今回は花粉症対策として効果が期待できるレンコンを紹介します。
また、花粉症対策に良いとされるはちみつや納豆を使った一品簡単料理を紹介しますので、それらを食べる事で花粉症の症状の緩和につなげて頂ければと思います。
花粉症対策の食べ物でレンコンはすごい
花粉症対策の食べ物でレンコンが良いのはご存知ですか?
アレルギー症状を緩和するレンコンの成分は、花粉症のサプリメントに使われるくらいなんです。
それでは、レンコンの効果についてみていきましょう。
中国医学では、肺の働きを強めるには白い食品を食べると良いとされてきました。
レンコンは白い食品の一つと考えられ、昔から気管支や肺の炎症を緩和させる生薬として取り入れてきた歴史があります。
レンコンにあるタンニンという成分には炎症を抑える働きがあり、喉の痛みを抑えたり、鼻水などを抑える働きもあります。
更にレンコンにはアレルギー抑制作用が備わっているんです。
このアレルギー抑制効果は、同じ作用を持つニンニクやシソと比較しても、その効果は郡を抜いていると言われています。
このようにレンコンは、アレルギー抑制効果とタンニンの働きにより鼻水やくしゃみの抑制に効果を発揮することから、レンコンの成分が花粉症のサプリメントに使われているんです。
また、レンコンにはポリフェノールも豊富に含まれています。
アレルギー疾患の発症に活性酸素の過剰発生が関係していると言われていますが、ポリフェノールは活性酸素を除去してくれる抗酸化成分ですから、ポリフェノールを豊富に含むレンコンはアレルギー疾患の改善に役立つと考えられます。
また、抗酸化成分といえばビタミンCが有名ですが、レンコンはビタミンCも豊富で、レモンと同レベル量のビタミンCを含んでいます。
どうですか?レンコンのパワーすごいと思いませんか?
でもこれだけではありません。
レンコンは不溶性の食物繊維も豊富で、便通を良くして便秘予防に役立ちますし、腸内の免疫細胞の働きを活性化して免疫機能を正常に戻す働きがあります。
このようにレンコンは花粉症対策に是非とも取り入れたい食材です。
レンコンを購入する時は、泥付きの色が白くて身が固く締まっているのが良品ですので、確認してから購入してくださいね。
レンコン・ニンジン・ゴボウスープの紹介と作り方
花粉症対策として、レンコン・ニンジン・ゴボウスープを紹介します。
このスープは、アレルギー抑制作用があるレンコンと栄養価の高いニンジンや食物繊維トップクラスのゴボウをミックスした万能スープです。
このスープでアレルギー症状や生活習慣病を撃退したいですね。
それでは、作り方を紹介します。
①材料準備(1食分)
レンコン1/4節(約50g)
ニンジン1/5本(約30g)
ゴボウ1/4本(約25g)
だし汁200ml
塩小さじ1/4
②レンコンとニンジンは3mmくらいの薄切りに
ゴボウはささがきにする
③鍋にだし汁、塩、切ったレンコン、ニンジン、ゴボウを入れ火にかける
④煮立ったらアクを取って、ふたをして、7分~8分煮る。
⑤器に入れて、熱いですから、少し冷まして召し上がってください。
花粉症対策ではちみつをつかった効果的な食べ物とは?
はちみつに含まれるグルコン酸は、腸内の善玉菌を増やし腸内環境を整え免疫機能のバランスを整えてくれます。
そんなはちみつとある食材を合わせる事で、花粉症対策の食べ物をつくりたいと思います。
ある食材とは、ショウガです。
ショウガにはアレルギーの発作を抑える効果がある事がわかっています。
またショウガには血行を促して体温を上げる効果があり、体温が上がることで自律神経のバランスが整い、アレルギー疾患が起こりにくくなります。
ショウガは、そのままでは食べにくい食材ですが、はちみつで漬けることで、ショウガの辛さがやわらいで、とても食べやすくなります。
また、漬け汁のはちみつはパンに塗って食べる事も出来ますし、色々な食べ方を楽しんでください。
ショウガとはちみつのパワーで花粉症対策をして行きましょう。
はちみつショウガの作り方
①材料の準備(約1か月分)
ショウガ150g
はちみつ1カップ(200ml)
②ショウガを良く洗って、皮ごと薄切りにする。
③煮沸消毒した密封容器に切ったショウガとはちみつを入れる
④2晩漬ける。
⑤2晩漬ければ、出来上がり。
ショウガをそのまま食べてもよし
漬け汁のはちみつにはショウガの成分が溶け込み、パンなどに塗っても美味しい。
また、お湯で溶かせば、生姜はちみつドリンクの出来上がり。
花粉症対策でもずくと納豆のぬめり成分がアレルギー症状を緩和
納豆には、免疫力を左右するアルギニンというアミノ酸が豊富です。
また、納豆のぬめりの中に含まれている納豆菌は、悪玉菌の生育を阻害して、善玉菌を増やすという働きがあります。
また、納豆に含まれるイソフラボンは抗酸化成分でアレルギー抑制効果に役立ちます。
そんな納豆と合わせる事で更なる効果を発揮するのが「もずく」です。
もずくは海藻の一種ですが、ミネラルや食物繊維が豊富です。
更に注目すべきは、フコイダンという成分です。
もずくはぬめりがありますよね。
このぬめりが、まさにフコイダンです。
このフコイダンは水溶性の食物繊維で、整腸作用があり、腸内の悪玉菌や有害物質を排泄します。
また、免疫力を調整する効果もありアレルギー疾患を抑制する効果があるんです。
この「もずく」と「納豆」を合わせる事で、効果的な花粉症対策の食べ物の誕生です。
もずく納豆の作り方
①材料準備(1日分)
納豆1パック
もずく70g
②納豆を軽く混ぜておく
③納豆にもずくを加える
④ネバネバが十分出るまで、良くかき混ぜる
⑤お好みによって納豆のたれをかける
⑥ご飯にかけて食べればとても美味しい
まとめ
花粉症対策の食べ物としてレンコンのすごさに注目し、レンコンを使った栄養価の高いスープを紹介しました。
また、花粉症対策の食べ物として、ショウガとはちみつをブレンドした「ショウガはちみつ」、もずくと納豆をブレンドした「もずく納豆」も紹介しました。
これらの食品は花粉症対策としての効果を期待できるものですので、美味しく頂ながら花粉症の症状緩和に役立てて頂けたらうれしいです。