花粉症の症状が比較的重い方は、毎年大変ですよね?
今年は、注射を打ってみようかな?とお考えの方も
本当に効くのかな?
副作用が心配などの話も聞くけどどうなんだろう?と思いますね。
そこで、注射の効果や副作用について、また、比較的安全なおすすめな注射についてお伝えします。
花粉症の症状緩和に注射はどれくらい効果があるのか?
花粉症の症状緩和に注射はどれくらい効果があるのか気になるところですが、
結論から申し上げると効きます!
花粉症治療としての効果的な注射には3種類のパターンがありますのでご紹介しますね。
①ステロイド注射
これは、一番効果がある注射です。症状が重たい方でも花粉症の症状が緩和されますが、薬で症状を抑えているだけで花粉症を治すものではありまん。
1回の注射で数週間効果がある為に、何回も注射を打つ必要がなく楽ですが、副作用が一番強くでる可能性があるために、あまりおすすめ出来ません。
ただ、効果を実感出来る為に、副作用の心配がある事を理解した上で、この注射を選択される方もけっこういらっしゃいます。
副作用がまったく出ない方もいますが、副作用が強く出る方がいるので、医師と良く相談しながら、自分の健康状態に合わせて行うことが不可欠です。
②ヒスタグロビン注射
花粉症の症状が出る前に、事前に注射をして抗体を作ることによって、花粉症の症状を緩和させる治療法になります。
注射が3回~6回くらい打つ必要があり(週1~2回)、毎週病院に通う必要が出てきますが、ステロイド注射より安全です。
ただ、副作用が出る場合もありますので注意が必要です。
副作用に関しては、後ほどくわしくお伝えします。
③ノイロトロピン注射
即効性がありながら安全性が高い注射です。
鼻づまり、鼻水、目のかゆみや皮膚のかゆみの症状を緩和してくれます。安全性が高く、副作用もほとんどないことから安心ですが、
その分、効果が柔らかですので注射+漢方薬というような相乗効果で治療する場合もあります。
週に1回~3回程度、注射を打つ必要がありますが、安全性が高くおすすめです。
ただ、効果が出る人と出ない人がいますが、約6割強の方には効果が認めらています。
花粉症の治療で注射の副作用はあるの?
それでは、先ほどの花粉症に効果的な注射の3パターンで、どのような副作用があるのかを詳しくみていきます。
①ステロイド注射の副作用
ステロイド注射は副作用が強いために、厚生労働省からも注意喚起が出ています。
主な副作用として
・感染症にかかりやすくなる
・注射箇所の筋肉の萎縮と陥没
・糖尿病
・胃潰瘍、十二指腸潰瘍などの消化性潰瘍
・肝臓の機能に障害
・高血圧
・緑内障
・精神障害や倦怠感
・骨密度の低下
・月経異常
ざっと上げましたが、けっこう怖いですね。
ただ、1回注射を打って、このような副作用が出るわけではなく、毎年ステロイド注射を続けていくとこのような危険があるという事です。
②ヒスタグロビン注射の副作用
比較的に副作用が少ない注射になります。
副作用としては、注射部位が赤く腫れたり、頭痛、眠気、喘息の発作などが上げられます。
女性の方になりますが、月経直前及び、期間中の方、妊娠または妊娠の可能性がある方は、この注射を打つことは出来ません。
③ノイロトロピン注射の副作用
ノイロトロピン注射は、目立った副作用はほとんどなく安全な注射薬といえます。
せいぜい、注射部位が赤く腫れる事があるかもしれませんが、この程度であれば、どの皮下注射でも起こりえることです。
この薬は高齢者に多く使用しても副作用がほとんどないことから安全性が高いと言われています。
花粉症治療で注射をする場合に安全でおすすめは?
花粉症の効果的な注射のそれぞれの効果や副作用についてみて来ましたが、それらを総合的に判断すると花粉症治療で安全でおすすめな注射は、ノイロトロピン注射という事になります。
効果としては、比較的緩やかではありますが、漢方薬との相乗効果で花粉症の症状を緩和させる事が出来ますし、なによりも安全なのが一番です。
病院でもノイロトロピン注射をすすめているところが多いと思います。
まずは、医師と相談して、効果的に治療を進められるように試してみることをお勧めします。
まとめ
花粉症治療として、どんな注射があるのか?その効果や副作用についてもみて来ました。
最終的にどの治療法を選ぶかは、自分の選択になるわけですが、私としては一番安全な方法を取る事をおすすめします。
そして、医師とよく相談しながら効果的に治療を進めてくださいね。