ナチュラル洗剤ってご存知ですか?
環境にやさしいし体にもやさしいし、しかもお値段もやすい。
でもしっかりと汚れを落として掃除が出来るというすぐれもの
ナチュラル洗剤にはいくつかの種類がありますが、どのような汚れにどのナチュラル洗剤を使えば良いのかいまいち分からないですよね?
そんな悩みにお答えし、どのシーンでどのナチュラル洗剤を使えば良いのか?の使い方も紹介しちゃいます。
ナチュラル洗剤とはどのようなものでどんな種類があるの?
ナチュラル洗剤とは合成物質を含まないとても人体や環境にやさしい洗剤のことを言います。
環境にやさしいと聞くと、そんなんで汚れ落ちるの?と疑いたくなりますが、実は洗浄力は弱いわけではありません。
例えば、日常の生活の中での汚れは皮脂汚れであったり、水垢だったりするわけですが、たいていの汚れはナチュラル洗剤できれいになります。
しかもナチュラル洗剤は一般の合成洗剤と比べてお値段も安いので、これを使わない手はありません。
それでは、ナチュラル洗剤を使うメリットについてまとめました。
ナチュラル洗剤を使うメリットとは?
ナチュラル洗剤を使うメリットですが、だいたい4つ上げることが出来ます。
1、人体にやさしい。肌にもやさしく安心。
ナチュラル洗剤というのは、例えば重曹やクエン酸のように食品にも使われるようなもの。
ですから安心に使えるし、小さなお子さんがいるご家庭でも安心して使えます。
2、環境にもやさしい。
一般的な合成洗剤と比べて環境にやさしく、水で流しても環境汚染の度合いが低いです。
4、どのような場所でも汚れ落としに対応できて便利
ナチュラル洗剤は、汚れの性質に合わせて使い分けることで色々な場面で幅広く汚れ落としに使える。
5、一般の合成洗剤と比べてお値段が安い
ナチュラル洗剤は100円ショップでも買える、とてもお値段が安く経済的にすぐれています。
家計にはとてもありがたい洗剤です。
ナチュラル洗剤にはどんな種類があるの?
ナチュラル洗剤ですが、次に紹介する5種類の洗剤があれば、だいたいの汚れに対応できるようになっています。
5種類とは、セスキ、重曹、過炭酸ナトリウム、クエン酸、エタノールになります。
それでは、それぞれのナチュラル洗剤の特徴について紹介しますね。
1、セスキ
セスキとうのは省略名で正式名は「セスキ炭酸ソーダ」と言います。
見た目は重曹ととても良く似ていて白い粉末です。
重曹よりも水に溶けやすく、スプレーとして使うことが出来ます。
性質がアルカリ性でpHの度合いが重曹よりも高いので油汚れや血液の汚れも良く落とします。
重曹よりも洗浄力が強いです。
強い洗浄力を持ちながらも肌にはやさしいアルカリ性洗剤です。
2、重曹
重曹は別名「炭酸水素ナトリウム」とか「重炭酸ソーダ」と言います。
水に溶けにくいのでクレンザーのように研磨効果で汚れを落とすときなどに良いです。
また、重曹は消臭効果があるので、ニオイが気になるところに使うと消臭効果が期待出来ます。
セスキと同じアルカリ性洗剤ですが、pHがセスキより低くなります。
ですから、油汚れを落ちやすさではセスキの方が良いです。
重曹はクレンザーとして使うのが効果的
3、過炭酸ナトリウム
セスキや重曹とおなじアルカリ性洗剤ですが、アルカリ性のpH度が高く、油汚れやたんぱく質の汚れをよく落とします。
また、漂白除菌作用があります。
お店では「酸素系漂白剤」という名で売られていたりします。
殺菌、消臭効果があり、洗濯槽の掃除にはよく使われる洗剤になります。
お湯と一緒に過炭酸ナトリウムを入れることで、洗濯槽のカビや汚れをしっかりと落とすことが出来ます。
4、クエン酸
食用としても使われるもので、性質は酸性になります。
カルシウムを溶かすはたらきがあるので、キッチンやバスルームなどによく発生する水垢や石けんのカスなどの汚れ落としに適しています。
クエン酸は酸性ですので、掃除のあとにそのままにしておくと素材を傷める可能性がありますので水で流すとか水拭きをして後処理をしてくださいね。
注意点としては、塩素系漂白剤と混ぜると危険だということと、大理石などカルシウムを多く含む素材には適さないので注意しましょう。
5、エタノール
性質としては中性になります。
除菌、防カビ効果があります。
揮発性が高く、2度拭きの手間が入りませんが換気しながら掃除をしてくださいね。
殺菌、消毒作用にすぐれているので冷蔵庫やキッチンの除菌に良いです。
水の使えない家電の掃除やコンセントまわりの掃除にも良いです。
カビが発生しやすい押入れの中の掃除にも効果を発揮します。
ただ、ワックスを溶かす性質があるのでフローリングの掃除には適していません。
ナチュラル洗剤の使い方を紹介
ナチュラル洗剤の使い方についてですが、汚れの種類に合わせてナチュラル洗剤を選ぶと良いですよ。
汚れは大きくわけると、3種類に分類することが出来ます。
①酸性の汚れ
油汚れ、皮脂汚れ、たんぱく質の汚れなど
②アルカリ性の汚れ
水垢、石鹸カス、尿石など
③その他の汚れ
混合汚れ、ほこり、カビなど
それで、これらの汚れに適したナチュラル洗剤を使うわけですが、
・酸性の汚れにはアルカリ性の洗剤を
・アルカリ性の汚れには酸性の洗剤を
・その他の汚れ(混合汚れやカビ)の場合は
混合汚れには、酸性洗剤とアルカリ性洗剤を使い分ける
カビ汚れにはエタノールや過炭酸ナトリウムを使う。
ざっと紹介しましたが、
簡単にまとめると
・酸性の汚れ(油汚れ、皮脂汚れ、たんぱく質汚れ)には
アルカリ性洗剤である、セスキや過炭酸ナトリウムや重曹を使う。
重曹よりセスキや過炭酸ナトリウムの方が効果的
・アルカリ性の汚れ(水垢、石鹸カス、尿石など)
酸性洗剤のクエン酸を使う
・その他(カビ)には
エタノール、過炭酸ナトリウムを使う
・その他(混合)には
混合系は、表面の油をアルカリ性の洗剤で汚れを落として、
仕上げに酸性洗剤で残りの汚れを落とすように2段がまえで汚れを落としていきます。
まとめ
いかがでしたか?
ナチュラル洗剤を汚れに応じて上手に使い分けることで、家の掃除が楽になりますよ。
汚れに適した洗剤を使うのがミソです。
是非ともためしてみてくださいね。
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