毎日、しっかりと水分をとっていますか?健康のためには十分な水分補給が必要です。
水を飲むことの必要性と飲み方についても紹介します。
水を飲むことが健康によいのはなぜ?
私たちの体の60%以上が水分で出来ています。
体の60%以上が水分で出来ているわけですから、健康を維持する上で水分は欠かせないものであることはすぐに理解できると思います。
私たちが何も考えなくても体の中では、さまざまな循環作用、代謝、内臓の働きから筋肉、関節の動きから体温調節まで実に体全体で水分が重要な働きをしています。
ですから、この水分が不足すると体全体に支障を来たすことになるんですね。
人間は水さえあれば、しばらくの間(たとえ1ヶ月でも)、人によっては食物を食べなくても生きていく事ができます。
でも水がなければ、10日ほどで生命の危機となり生きて行くことが出来なくなるでしょう。
それくらい水は人間の生命維持に必要なもので、人間の健康にとっても重要なものです。
水は体全体にかかわっているので、しっかりと水分補給することで、体全体に良い影響があります。
例えば、
・頭
脳にも水分は不可欠です。十分な水分を取る事で認知レベルが上がるといわれています。
また、頭痛持ちの方の痛みの頻度が下がったとうデータもあります。
・筋肉
体を動かす筋肉にも水分はかかせません。水分不足で足がつったり、運動機能に支障をきたします。
しっかりとした水分補給が筋肉に活力を与えます。
・関節
水分が不足すると関節痛の原因にもなります。十分に水分補給する事で関節の円滑な動き、なめらかな動きにつながります。
・肌
水分が不足すると乾燥肌、肌荒れの原因になります。しっかりと水分補給する事で、きれいな肌、丈夫な健康な肌をつくります。
・心臓
水分が不足すると心臓に負担をかけます。十分な水分補給が心臓疾患になる確率を減らし、健康維持につながります。
・便秘解消
みなさん実感があると思いますが、水分が不足すると便秘になります。便秘になるとさまざまな健康被害につながります。
便秘になると大腸がんのリスクが高まります。ですから、十分な水分補給は便秘を解消すると共に、がんの予防にもつながります。
このように、水分は体の健康管理に不可欠なものです。
体の調子を整えるためにも、1日に数回に分けて水を補給することが理想です。
みなさんは、毎日どれくらい水分を補給していますか?
気をつけないといけないのは、年齢が上がってくると、喉の渇きを感じずらくなってくることです。
若い時よりも水分摂取の要求が低下すると言われています。
特に高齢になってくると、トイレに行く回数が増えることを嫌って、水分補給を控える人がけっこういらっしゃいます。
これでは、脱水状態になりかねませんから、意識的に水分を補給することが大切です。
喉の渇きを感じる前に、こまめに水分補給すること。
これが大切です。
健康維持のためにも、1日の中で定期的に水分を摂りましょう。
次に1日の水の飲み方について紹介します。
健康を維持するたの水の飲み方について
それでは、1日にどれくらい水を飲んだら良いのでしょうか?
毎日、平均的な食事から水分が摂れていると仮定して、飲料水として補給すべき水の量は1.2リットル(1200ml)と言われています。
1日1.2リットルを朝、昼、夜とわけて定期的に飲んでいくのが良いです。
・朝の水
朝起きたら、目覚めの1杯の水を飲むことです。
就寝中は寝汗をかいていますので、朝起きたときは脱水傾向にあります。その証拠として朝は脳梗塞の発症が多いんです。
ですから、朝の目覚めの一杯の水は、脳梗塞の予防にもなりますし、空っぽだった胃腸にも良い刺激を与え、自然な便意を促すことで便通もよくなり快調に1日をスタートできます。
・昼の水
日中は体を動かしますし、汗をかくこともあるでしょう。ポイントとしては喉の渇きを感じる前に水分補給をする事です。
また、汗をかいた時はこまめに水分補給するようにしましょう。
・夜の水
仕事から帰ってきて、お風呂に入ると思いますが、入浴時は脱水状態になり血液が濃縮しやすくなりますので、入浴前に一杯の水を飲むこと。
そして、入浴後もたくさんの汗をかいていますので、一杯の水を必ず摂るようにしてくださいね。
※季節にもよりますが、夏場は就寝中にも脱水状態になる事がありますので、寝る前に水分補給をする必要があります。
まとめ
健康のためにしっかり水分を摂ることが大切であるこを紹介しました。
1日に最低でも1.2リットルの水を飲むこと。喉が渇く前に水分補給すること。
1日の中で朝、昼、夜と、それぞれの時間の中でしっかりと水を飲むことが健康維持につながります。
誰もが簡単に出来る健康法ですから、意識して取り組んでみてくださいね。