食物繊維がコレステロール値を下げるのに効果があると聞いたことがありますか?
食物繊維には、コレステロール値を下げたり、便秘を改善する効果もあり、現代の生活習慣病の予防や改善に役立つことで注目されています。
食物繊維を多く含む食品を摂ることで、コレステロール値を下げ、健康な体を維持できるようにしたいものです。
これから具体的にどんな食品を食べればよいのかを紹介します。
コレステロール値を下げる効果ありの食物繊維を多く含む食品は?
食物繊維には水に溶ける水溶性食物繊維と水に溶けない不溶性食物繊維とがあります。
コレステロール値を下げるのに効果があるのは、水溶性食物繊維の方で、小腸でのコレステロールの吸収を抑える働きがあるんですね。
いっぽう不溶性の食物繊維は、排便を促す効果があり、便秘解消につながり、大腸がんの予防効果があります。
食物繊維を多く含む食品には、水溶性、不溶性の両方とも含まれていますので、コレステロール値を下げるだけでなく、大腸がんの予防、便秘解消による健康へのさまざまなメリットがあり、健康維持のために是非とも摂りたい食品です。
それでは、食物繊維が豊富な食品を紹介します。
食物繊維を多く含む食品
・野菜
ごぼう、かぼちゃ、ボロッコリー、モロヘイヤなど
※これらの食品には、ミネラルやビタミンCも豊富で、抗酸化作用もあり、動脈硬化の予防にもつながります。
・きのこ類
しいたけ、まいたけ、エリンギなど
・海藻
わかめ、ひじき、昆布など
※海藻に含まれているアルギン酸に、余分なコレステロールを排出する働きがあります。
・大豆
納豆、豆腐、おからなど
※大豆に含まれる成分で、大豆たんぱく質やイソフラボンがコレステロール値を下げる働きがあります。
・こんにゃく
・果物
りんご、柿、もも、キウイ、いちごなど
※水溶性食物繊維のペクチンが多く含まれています。
このように野菜、きのこ類、海藻、大豆、こんにゃくを日ごろから積極的に摂りましょう。
これらの食品は、沢山食べても低カロリーですから太る心配もなくおすすめです。
食物繊維は、コレステロールの吸収をゆるやかにしてコレステロール値を下げる効果が期待出来ますし、便秘解消や大腸がん予防にもなる健康維持に欠かせないものですね。
コレステロール値を下げるのに玄米食はおすすめ?
食物繊維を多くとることを考えると、毎日食べるお米を白米から玄米にかえてみてはいかがでしょうか?
玄米は白米よりも食物繊維やカリウム、ビタミンB郡などが多く含まれています。
どれくらい多く含まれていると思いますか?
例えば、ご飯1膳を白米から玄米に変えた場合、
食物繊維の量は、白米の約4.6倍
カリウムの量は、白米の約3.2倍
ビタミンB6は、白米の約10.5倍
になります。
いかがですか?
白米と玄米ではこれだけの差があるんです。
ご飯は毎日食べますから、この積み重ねは大きいですよね。
とはいっても、白米の方がおいしいのが現実。
どんなに体に良いとは分かっていても、おいしい白米が食べたい、となりますよね。
でしたら、最初は、白米半分、玄米半分でブレンドして始めてみては?
現在のコレステロール値のレベルによって取り組み方もさまざまだと思いますが、ご自分の今出来る事から始めていけば良いと思います。
補足ですが、
朝食はパンという方はいますか?
パンも胚芽パンやライ麦パンなどに変えると、白米から玄米に変えるのと同じように、ビタミン、ミネラル、食物繊維などを多く摂ることが出来ます。
朝食はパンという方は、胚芽パンやライ麦パンを試してみてはいかがですか?
まとめ
コレステロール値が高い方のために、コレステロール値を下げる効果が期待できる食物繊維を多く含む食品を紹介しました。
毎日の食生活の積み重ねが大切ですので、すぐに効果が出ないかもしれませんが、食物繊維を多く含む食生活を始めてみてはいかがでしょうか?
コレステロール値が高いと動脈硬化は進んでいってしまいます。
自覚症状がないのが動脈硬化の恐ろしいところですが、ある日、突然倒れるといったことがおきないように今から予防して行きましょう。
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