健康

インフルエンザの疑いで解熱剤を子供に使うべきか?市販の薬は使える?

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子供は昨日まで元気だったのに急に高熱を出すことがあります。

もしかしたらインフルエンザかも?

すぐに病院につれて行きたいけど今日の診療はすでに終わっている。

明日、病院に行こうと思うが、それまでどうしよう。解熱剤による脳症の話を聞いたことがあり、薬を使うのは不安。

薬を使うべきか使わないべきか?

そんな悩みにお答えします。

  

高熱でインフルエンザの疑いの時に解熱剤を子供に使うべきか?

子供は急に高熱を出しますよね。

特に夕方から夜にかけて急に熱が上がってくるので、ついつい慌ててしまいますよね。

でも大丈夫。落ち着いてください。

熱は人間に備わった防衛システムですから、免役細胞が活発に活動してウイルスや細菌と闘っている証拠です。

ですから、熱が上がってもむやみに下げる必要はないんですね。

子供は大人と違って高熱を出しますが、以外に元気だったりしませんか?

子供は大人よりも体力がない為に熱を上げて、病原菌がら自分の体を守っているんですね。

熱が高いと脳炎にはならないの?と思われている方がいますが、熱が原因で脳炎になることはありません。

ですから子供の状態を見て、高熱のわりには元気そうであれば、体を温めてよく水分を取って休ませることです。

ただ、高熱でつらそうにしている場合は、解熱剤を使って熱を下げてあげると良いと思います。

熱が下がることで体の負担が軽減されて少し楽になります。

(解熱剤を使う場合の注意点)

高熱でつらそうにしている場合に限り、解熱剤を使っても良いですが、注意点があります。

子供には使っては危険とされる解熱剤があり、インフルエンザ脳症になるリスクがあります。

その成分は

①アスピリン
②ジクロフェナクナトリウム
③メフェナム酸

これらの成分が入っている解熱剤は15歳以下の小児には使用してはいけないとされています。

ですので、家にある解熱剤をむやみに子供に使わないようにしましょう。

子供に使っても安心とされる解熱剤の成分は

「アセトアミノフェン」という成分です。

アセトアミノフェンは安全性も高くて副作用もほとんどないと言われています。

ですから、基本的に「アセトアミノフェン」以外の解熱剤は使用しない方が無難です。

そうすると、一般的な解熱剤であるバファリンやイブやロキソニンは使わない方が良いです。

インフルエンザの疑いの時に市販の解熱剤を子供に使って良いか?

先ほど、説明してきたように市販薬でも「アセトアミノフェン」を解熱剤の成分としているものであれば、子供に使用しても大丈夫です。

市販薬で子供用と表示されているものであれば大丈夫でしょう。

解熱剤の箱に使用されている成分が記載されていますので、確認してみてください。

子供用の解熱剤には「アセトアミノフェン」を使用しています。

市販薬名でいうと「小児用バファリン」、「小中学生用ノーシンピュア」などがあります。

高熱のためにつらそうにしている場合は、これらの解熱剤を使うことで一時的には熱が下がりますので楽になると思います。

翌日には、すぐに病院に行って診察してもらってください。

まとめ

病院の診療が終わっている時間に急に子供が高熱を出した時には慌てず、よく子供の状況を確認しましょう。

高熱であっても元気そうであれば、解熱剤は必要ありませんのでよく水分をとって体を温かくしてよく休ませることです。

高熱のためにつらそうにしている場合は、市販薬でも子供用の解熱剤なら使っても大丈夫ですので、念のため成分を確認してから使ってくださいね。

お大事になさってください。

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